私は10年以上にわたり、シカゴ・ベアーズを応援しています。
シカゴ・ベアーズってなんのチームですか?と思っている人もいると思うので説明しますが、NFL最古参チームのひとつです。根強いファンはいるものの、人気が高いチームではありません。
「NFL」っていうのは、アメリカンフットボール(アメフト)のアメリカ国内プロリーグの名称です。野球で言うメジャーリーグ(MLB)的な感じです。
シカゴ・ベアーズの2024シーズンに向けたオフシーズンの動向をまとめました。
いちファン目線でかなり偏った内容となるのはご勘弁ください。
願わくばシカゴ・ベアーズのファン仲間を増やすべく、いいことばかり話していきます。
シカゴ・ベアーズってどんなチーム
そもそも知らない人もいると思うので、ざっとシカゴベアーズについての説明です。
NFL32チームの中でも最古参チームであり、堅守が売りの渋いチーム。
100年以上の歴史あり。
過去スーパーボウル制覇が1回。
スーパーボウルが始まる前の時代には、NFLチャンピオンシップを8回制しています。
なかなかの結果を残していますが、ここ数年は苦しいシーズンが続いています。言うならば”古豪”です。
1985年のスーパーボウルを優勝した時のディフェンス陣は「モンスターズ・オブ・ザ・ミッドウェイ」として知られ、NFL史に残る強力なディフェンスを誇りました。今でも強力ディフェンス陣に対して、「モンスターズ・オブ・ザ・ミッドウェイ」というあだ名が使われます。
2023年シーズンの概要
2019年→8勝8敗
2020年→8勝8敗
2021年→6勝11敗(このシーズンから試合数が17試合になった)
2022年→3勝14敗
2023年→5勝12杯
過去5年の結果をみたところで、勝ち越しのない弱〜いチームなのは間違いない。2021年から期待を背負って加入したクオーターバック(QB)ジャスティン・フィールズでしたが結果が奮わなかった。
個人的には結構好きだったんですけどねぇ。
そんな結果から、コーチや選手を大幅に変更する、チーム再建のタイミングとなりました。新規ベアーズファンとなるには絶好のタイミングですよ!
コーチ陣の変更
ここからがオフシーズンの変更点。
まずはコーチ陣の変更。
シーズンが終了した直後、ベアーズは攻撃コーディネーターのルーク・ゲッツィを含む5人の攻撃アシスタントを解雇しました。新しい攻撃コーディネーターとしてシェーン・ウォルドロンが就任しました。
シェーン・ウォルドロンとは
シェーン・ウォルドロンは45歳(2024年7月21日現在)。
1979年8月14日にオレゴン州ポートランドで生まれ、タフツ大学を2002年に卒業しました。大学ではタイトエンドとロングスナッパーとして活躍し、3年間のレターマンを獲得しました。
NFLや大学でのコーチ経験豊富で、特に近年ではジャレッド・ゴフを指導し、ラムズのパス攻撃をNFLトップクラスに引き上げた実績があります。
エンプティセット(バックフィールドにランニングバックがいない配置)と言われる戦術を好むそうです。
ベアーズは、パスよりもランでゴリゴリ攻めるイメージなので、ランの強さを残しつつ多様な戦術を取り入れることで、攻撃に幅が生まれることを期待します。
ドラフトで新人加入
2024年のドラフトは全体1位指名権があり、南カリフォルニア大学(USC)のクォーターバック、ケイレブ・ウィリアムズを指名しました。
さらに、ワシントン大学のワイドレシーバー、ローム・オドゥンゼも獲得しました。
シカゴ・ベアーズが全体1位指名で選手を獲得したのは、2024年以前には2回しかありません。しかも2回とも1940年代。
特に新QBウィリアムズの獲得は大きなニュースです。アメフトにおいてQBは、チームの顔であり柱です。野球で言うなら全試合で先発するエース投手のような存在。
QBがゲームを組み立て、勝敗を左右するといっても過言ではありません。ベアーズは、その重要ポジションがここ10年近く定まっていません。
ブレイディやマホームズのように、チームの顔になるようなQBが、喉から手が出るほど欲しいところです。そこでウィリアムズへの期待が大きくなっているのです。
ウィリアムズとは
2001年生まれで、ワシントンD.C.出身です。
ウィリアムズは身長185cm、体重約97kgの恵まれた体格と、卓越したパス能力と機動力を兼ね備えた選手で、高校時代から注目されており、ゴンザガ・カレッジ高校で活躍。
その後、オクラホマ大学に入学し1年間プレーした後、ヘッドコーチのリンカーン・ライリーに従い、南カリフォルニア大学(USC)に転校しました。
USCでの2シーズンで、ウィリアムズはパッシングヤードやタッチダウン数で数々の学校記録を樹立し、2022年にはハイズマン賞を受賞しました。2024年のドラフトでは、最注目選手となりました。
※ハイズマン賞とは
これほど注目株であったウィリアムズを我がシカゴ・ベアーズが獲得できたのは非常に大きい。
期待通りの活躍でスーパーボウルまで導いて欲しい!
(引用元)
https://en.wikipedia.org/wiki/Caleb_Williams
https://www.profootballnetwork.com/caleb-williams-bio-2024/
他チームとのトレード
ジャスティン・フィールズを放出
ウィリアムズ加入により、QBのジャスティン・フィールズがピッツバーグ・スティーラーズに放出されました。
機動力に優れ、ディフェンスをかいくぐり、QB自身がランプレーで突き進んで行くスタイルのフィールズ。観ていて「もしかして」と思わせてくれるプレイが多いQBでした。
フィールズ、ありがとう!
キーナン・アレン加入
ワイドレシーバー(WR)のキーナン・アレンがロサンゼルス・チャージャーズからトレードで加入しました。
2013年のNFLデビューから数々の記録を打ち立ててきた選手です。ウィリアムズとの組み合わせに期待。
ここまでの展望
コーチ陣の変更。
ドラフトによるQB獲得。
トレードによるWR獲得。
オフシーズンのシカゴ・ベアーズの動きとして、今後に向けてプラス要素の多い補強がされています。
ファンとしては、今年こそプレーオフ進出からスーパーボウルでの活躍が見た…いや、高望みはせず、せめて勝ち越してシーズンを終えて欲しい。
これくらい控えめになるほどここ数年は悪いシーズンだったもので。
まだNFLを見たことがない人、好きなチームが決まっていない人は、是非一緒にシカゴ・ベアーズを応援しましょう!