ほぼ毎日ペーパードリップでコーヒーを淹れて飲んでいるシカゴクマです。
この記事では、「美味しいとは聞いたことあるけど、ペーパードリップなんてしたことないよ」、「興味あるんだけど、どうやってコーヒーって淹れるの?」って思っているペーパードリップ初心者さんに向けて、ペーパードリップでのコーヒーの淹れ方を解説します。
私は趣味としてコーヒーを楽しんでいる身ですので、偉そうなことは言えないのですが、アマチュアだからこそ初心者さんの疑問に寄り添えるのではと考えています。
読み終わる頃には「よし、やってみよう!」と思ってもらえたらうれしいです。
早速解説していきます。
そもそもコーヒーを淹れるってどういうこと?
ペーパードリップでコーヒーを入れたことのない人にとって、家で飲むコーヒーといえばインスタントコーヒーではないでしょうか?
お湯で溶かしたらコーヒーが出来上がってるあれです。
対してドリップコーヒーに使うのは、レギュラーコーヒーとかコーヒー粉として売られているものやコーヒー豆を買ってきて器具で粉状にして淹れることになります。
セットしたペーパーフィルターにゴー◯ドブレンドを入れたりとか、コーヒー粉をマグカップに直接入れてお湯かけてみるとかは間違いです。
似たような粉ですがインスタントコーヒーとコーヒー粉は全くの別物です。
インスタントコーヒーって何なの?って疑問はまた別の機会に。
私も最初は、そのへんの初歩的な違いさえもわかりませんでした。
なぜ粉にお湯を通すとコーヒーになるのかっていうのもまた別の機会に説明するとして。
ペーパードリップ初心者の方が、難しいことを考えずにコーヒーを淹れられるようになってもらうことを目的にしています。
まず淹れられるようになってから、自分にあった味を追求してもらいたいと思います。コーヒー粉の粒度、湯量、ドリッパーの種類、時間管理、豆の選び方…など、こだわり出したらキリがないので。
ここでは淹れ方の解説をします。
用意するもの
まずは用意するもの
- コーヒー粉
- ドリッパー
- ペーパーフィルター
- サーバー
- ケトル
- お湯
最低限用意するものは以上です。
それぞれ詳しく説明します。
コーヒー粉
レギュラーコーヒー(コーヒー粉)を用意します。
使用するドリッパーなどにもよりますが、10g程度使います。
コーヒー粉の用意の仕方とすると…
- スーパーなどで粉の状態で売っているものを買う
- コーヒー店で買った豆を挽いてもらう
- 焙煎された豆を買ってきて自宅で挽く
- 生豆を買って、自宅で焙煎して自宅で挽く
コーヒー豆は焙煎した瞬間から酸化が進み、鮮度が落ちていきます。しかも挽いてしまうと、表面積が増えるため参加スピードが何百倍になるといわれています。
なのでできるだけ焙煎日からの日が浅いものがよく、淹れる直前に挽いたものが理想です。
自分で焙煎できるようになると鮮度面からも費用面からも最強です。
ドリッパー
ドリッパーが必要を用意します。
形・メーカー・材質さまざまなものがあり、これまたこだわり出したらキリがない部分。
私が初めて買ったのはハリオ社製「V60」でした。今でも現役活躍しています。おすすめです。
安いものなら100均にも売ってます。
それぞれの違いは別の記事で掘り下げますが、ここではなんでもいいのでとりあえず用意します。
ペーパーフィルター
(画像:Amazon.co.jp より)
ペーパーフィルターは、上で用意したドリッパーに対応したものを用意します。
円錐形だったり台形だったりするので間違えないように注意してください。
サーバー
(画像:Amazon.co.jp より)
ドリップしたコーヒーを受け止める容器の事です。
だいたいガラス製で注ぎやすい形をしています。目盛りが付いていて、どれくらい抽出できているかが分かるため必要性が高いです。
直接コーヒーカップに受けるなんてことも可能ですが、美味しく淹れるためには是非用意していただきたい。
私は初めのころサーバーを持っていませんでした。しかし、ペーパードリップ講座を受けた時に必要性を感じて購入しました。その結果、サーバー導入の前後で美味しさが格段に変わりました。
ケトル
(画像:Amazon.co.jp より)
細口のケトル(やかん)が必要です。
繊細な注ぎ方をしたいので、一般的な広口のやかんでは、ドバっと出てしまって上手く淹れられません。
お湯
一般にコーヒー1杯分の湯量は140ccくらいと言われています。
沸騰する分と粉に含まれてコーヒーとして落ちてこない分まで考慮して最低200ccくらいの水を加熱してお湯にしておいてください。
最適温度は85~90℃。
温度計を用意してもらえると最高です。
それから、できるだけおいしい水でお湯の用意をしてもらえるといいと思います。
コーヒーを淹れる手順
ケトルに水を入れて火にかける
用意した水を用意したケトルに入れてください。コンロの五徳にケトルを乗せます。あとはコンロのスイッチを押すだけ。
ドリッパーを用意する
お湯が沸くまでの間に用意します。
ドリッパーにペーパーをセットします。
ペーパーには圧着されているような波型の耳の部分があると思います。開く前にそこを折ります。ここはポイントです!
円錐型なら1か所、台形なら2か所をしっかり折ります。それからしっかり開きます。
これをすることで、ドリッパーにしっかりペーパーが収まります。
コーヒー粉をセット
ドリッパーにしっかりせっとしたペーパーにコーヒー粉を入れます。
粉の表面を平らになるようにドリッパーをトントンして均してください。
そしたらど真ん中を少し凹ませておきます。指で軽く押す感じで凹ませましょう。
お湯を受け止める場所を作っておくイメージですね。
そしたら、ドリッパーをサーバーの上にセットします。
お湯の調整
そろそろお湯が沸いたころです。100℃のお湯になっているはずです。
温度計で湯温を確認し、85~90℃に合わせましょう。
数分待つか、少しずつ水を入れるといいと思います。
いよいよドリップ!
いよいよです!
ケトルを持って、コーヒー粉のくぼみを目がけてお湯を注ぎます。粉が暴れない程度にそっと、粉全体にお湯がいきわたる程度に注ぎます。全体にいきわたったところで一旦止めます。
30秒の蒸らしタイム。この時点ではサーバー内に数適した垂れていないはずです。焦らず待ちます。
新鮮な豆だと、この時点で膨らんでくるコーヒーの呼吸を感じられると思います。香りも漂ってきてたまらない時間帯です。
30秒の我慢のあとは、何回かに分けてそっと注いでいきましょう。厳密にはドリッパーによって注ぎ方が変わります。しかし、ここではできるだけ簡単に。
3回から4回くらいに分けながら注いでいきましょう。ドリッパーの目盛りを見ながら、目的の抽出量が淹れられたところで、ドリッパーをサーバーから外します。
まだドリッパーからポタポタ垂れてきているとは思います。しかし、この最後に垂れてくるコーヒーにはエグみなどのマイナス成分が入ってきますので、捨ててしまってかまいません。
完成!
これでコーヒーが完成です。
きっといい香りが部屋に漂い、サーバー内に美味しそうなコーヒーがたまっている状態でしょう。
お気に入りのカップに注いで、飲んでいきましょう!
失敗を恐れずやってみること
以上が、できるだけ簡単に説明した「コーヒーをペーパードリップで淹れる方法」になります。
難しく感じたでしょうか?それとも意外とできそうと思っていただけたでしょうか?
自分で1から淹れるコーヒーは、カフェで淹れてもらったコーヒーとはまた違った味わいがあるものです。
それと、こだわりながらコーヒー淹れる自分イケてる…っと自分に酔うこともできます。
手順ごとにこだわりだしたらキリがないのですが、まずはそういうことを忘れて、できるだけハードルを下げて簡単に、ペーパードリップデビューできるよう説明したつもりです。
難しく考えず、失敗を恐れず、まずは1杯淹れてみてください!
これでも難しいと思った人は、もっとシンプルに説明した記事もあります。ギリギリのところまで簡略化してます。
失敗を繰り返して、必ず上達していきます。上達を目指してみたり、手順ごとにもっとこだわってみたり、楽しみ方は無限大です。
こだわりたい人向けに、記事を用意していく予定です。
ぜひともコーヒーの世界へ☕